10/14(日)おせっかい講座
「世界で広がる体罰禁止の背景 ~子供はたたかれなくても学べるか~」
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンジャパン 森 郁子さん
が行われました。
世界の4人に3人の子供が家庭で暴力をともなうしつけを経験しています。
「子供に対する暴力はいかなるものにも正当化できないし、子供に対するあらゆる暴力は防止可能である」
「子どもに対する暴力」に関する国連研究
パウロ・セルジオ・ピネイロ氏による最終報告書より(2006年)
体罰とは何か。世界各国からのあらゆる質問に答えられるよう、国連で細かく定義されました。国によっては、しつけとして、口を石鹸で洗ったり、辛い香辛料を飲み込むよう強制するところもあるらしく、それらも含まれています。
世界の約200国のうち、54の国が体罰を法律で禁止しています。
人権。
大人⇒大人への体罰がいけないのと同様に、それ以上に、
大人⇒子供への体罰はいけません。脳等子供への負の影響が大きいのです。
2015年、国連による持続可能な開発目標(SDGs)として
「子どもに対する虐待、搾取、人身売買およびあらゆる形態の暴力および拷問を撲滅する。」
も書かれました。
では、体罰に代わる、子育て法は?
⇒それがポジティブ・ディシプリンです。
http://www.savechildren.or.jp/lp/kosodate/
家庭における暴力ゼロを目指す、
養育者を支援するプログラム。
日本でも、あらゆる場面での体罰を目指すために、必要なことは、次の3点です。
・平等な法的保護(体罰を法で禁止)
・行動変容(具体的な代替案の提示)
・社会的な合意形成(体罰より良い方法がある)
体罰を想起させる民法の懲戒権をなくそうという提言も日本の子育て支援団体から出ています。
「わたしは体罰って〇〇と思う。なぜなら、〇〇だから」
「私達に必要なことは?」
「私は〇〇からはじめたい」
グループでの対話をところどころ挟み、
体罰を減らしたい、ひとりひとりができることをまっすぐに考えた時間でした。
森さん、大切な学びをありがとうございました。
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次回、江東子育てネットワークでは、12月2日(日)10時~12時東川小学校1Fランチルームで「つながろうカフェ」を行ないます。「おせっかい講座」に参加された方、参加出来なかった方、皆さんの実践を発表したり、意見交換を行ないます。子どもの安心・安全を守るネットワーク・つながりの輪を広げていくために話し合いましょう。多くの方の参加をお待ちしています。
詳細・お申込みは
⇒こくちーず
https://www.kokuchpro.com/event/tcafe1812/
12/2(日)江東子育てネットワーク つながろうカフェ
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